| カテゴリー:仕事と生活 | 2011年02月28日 |
『SHARE』(シェア)を読んで
丁度一週間前の日曜日(2/20)、知り合いの、(有)縁蔵(えんぞう)代表の山口さんからの情報で、『SHARE』というタイトルの翻訳本(NHK出版)が昨年末発行されたことを知り、早速、Amazonから購入して読んでみた。
当社も、7年前から「SO!」と言うシェアードオフィスを運営してきたことから、大変興味深く読んでみたが、読み応えのある大変良い本だった。
先日、発売され、丁度今、書店で平積みされている、同じ題材の「私有主義からシェア的価値観へ」というコピーのついた、三浦展著の『これからの日本のために、「シェア」の話をしよう』(NHK出版)も、昨日購入して読み始めたところだが、私には、やはり「SHARE」の内容の方が刺激的のようだ。
この「SHARE」はルー・ロジャースとの共著だが、著者のレイチェル・ボッツマン(ビジネス・コンサルタント)は、さすがに、女性の視点から、最新の情報テクノロジーを通したコラボレーションとシェアの可能性と、ビジネスや消費、そして人々の生き方がどのように変化するかについて、詳細にレポートしている。
ツイッターやFacebookなどのソーシャルネットワークの利用により、如何にシェアする生活が時代に合った可能性を含んでいるかを説き、共有資源や廃棄される膨大なゴミの問題と考え合わせて、今後は物やサービスは
「所有する」から「利用する」へ
と変化していく必然性とその意義を、いろいろ実例を挙げながら説明している。
私自身も、オフィスやサロンの空間シェアの仕事始めた数年前から、個人や小規模起業時だけでなく、100人以内の中小希望の企業でも、単独のオフィススペースに拘ることなく、オフィスをシェアする意義をこのブログにも何度か投稿してきたが、
私が強く感じているのは、「SHARE」の事例として取り上げられているように、物の共有による無駄をなくし有効活用すると言うことより、むしろ、人は一人では活動できず、空間や情報などを共有し、助け合い励まし合うことで生きるものであるという、どちらかと言えば、「共生」と言う側面ではある。
それは、生活の場だけでなく、ビジネスの世界に於いても、中小規模の会社と個人事業者の双方が刺激し合えるスペースや場を共有する形態は有効なビジネスパートナーシップを形成できると思っている。
しかしながら、「SHARE」で取り上げているように、多くの人々が最新の情報ネットワークを活用することで、場所や空間が違った者同士の間で、幅広く共有し共生出来るだろうとは思う。 地球資源に限度がある中、お金や物質的豊かさを最優先してスタイタスとしてきた生き方に、輝く未来は期待できないという意味で、、『脱私的所有』、『脱物質』を説く、「SHARE」の著者のレイチェル・ボッツマンの主張は説得力がある。
我々は、いつ「幸福」を感じるのか? その為に何を必要とするのか?
今後更なる限られた資源や環境の中で、一人ひとりがじっくり考えてみる必要があるだろう。それは年齢や性別によっても違うものだと言うことを、働く場所のない若者や、働き手として現役を卒業しようとしている同世代の仲間を見ていて、最近とみに感じるようになった。
今回、山口さんに教えられて、この「SHARE」を読んで、改めて、今後、SO!としてやるべきことが見えてきた気がする。まだまだ、具体的な形は見えていないが、老いも若きも男も女も、色々な人々が交われる「共生の場」だろうとは想像がつく。
自分自身にも、乞うご期待である!
投稿者 kitamura : 2011年02月28日 00:00
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