| カテゴリー:起業する人々 | 2009年04月21日 |
ビジネスと共振力
先日、当ブログでご紹介した玄侑宗久さん著作の「観音力」について、その一つであるとされた「共振力」とビジネスとの関わりについて考えてみた。
共振力とは他人と振れ合う力、つまり、コミュニケーション能力と言う事になるのだろうが、この場合の「共振力」とは、当然ながら、単におしゃべりする事ではないだろう。他人と接しおしゃべりする中から、お互いが自分で気づかなかったような「一面」に気づき合うと言うか、触発される事が重要なのだろうと思う。
その為には、先ず、私自身が、貴方自身が、より多くの人と接する事から始めなければならないが、この多くの方と接する中で、我々は何を学び、何を得るのかと考える時、喩えて言えば、多角形を思い浮かべると分かり易い。
4角形より8角形、8角形より16角形、16角形より32角形と、角数が多くなるにつれて、多角形は徐々に円に近づくが、多くの人と接する事で我々の心も、より「円形」に近づく」と考えられる。円は無数の点で、他の円や直線と接する事が出来るが、これが豊かな「共振力」(=コミュニケーション能力)を生み出すのではないだろうか。
同じ仲間と同じ話しばかりしていては、喩えて言えば、我々の共振力は4角形止まりと言う事になる。日々色々な人と接する中で、我々の心もどんどん多面的になり、円に近づく。その事で、さらに又、多くの人と新しいコミュニケーションを生み出す力が生まれるのだと思う。
この「人と振れ合う」良き連鎖が、ビジネスでも私生活でも、観音力の一方の力と言われている、様々な状況に対応する力、急激な変化に対応できる「応化力」をも身につける事になるのだろう。
そう考えれば、現在のように一年で状況が急変するような社会環境や経済環境下に於いては、ビジネスでは得意先や仕事仲間と上手く付き合っていれば良いのではなく、逆に、状況や変化にいち早く対応しなければならい「ビジネス」だからこそ、日々多くの人と接する事が重要なのである。
SO!がめざすシェアオフィスやシェアサロン、或いはそのような「場」を利用した井戸端コミュニティは、その意味で、単なるコストセービング用のレンタルスペースではなく、又、仕事帰りの私的なおしゃべりの場で終わらない事をお分かり頂けるのではないだろうか。
個人や少人数での事業に於いては、この変化の厳しいビジネスシーンを生き抜くには、今日の売上確保も勿論重要ではあるが、長い目で見れば、原点に立ち返り、一人一人が人との「応化力」や「共振力」を育てる事がより重要なんだと、観音力が教えているように私には見える。
投稿者 kitamura : 2009年04月21日 17:45
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