| カテゴリー:シェアオフィス情報 | 2009年03月29日 |
シェアオフィスの功罪
先日、SO!のオフィスで入居者同士の言い争いのトラブルが発生した。 正直、あまり公にしたい話ではないが、その概要を「シェアオフィス」の功罪として書き留めておきたい。
SO!は当初から、コミュニティ重視のシェアオフィスに拘って運営してきたので、オープンなオフィスレイアウト同様に、事務局と入居者や、入居者同士の関係も、それなりに「風通しが良い」オフィスだと思っている。
そんなSO!も、事業として始めた当初は、お互いに「シェア」と言うスタイルに慣れないない為に、この「風通しの良さ」が逆に災いとなり、運営方法などに関し、入居者と事務局双方の要求が食い違い、時には結構過激な「口論」になることも何度かはあったが、入居者同士の大きなトラブルはあまり記憶がない。
シェアオフィスの人間関係とは、大人社会の常識的な関係が重要視される場であり、一般企業の同僚のように大変親しい関係にもなる反面、コミュニケーション不足や相手の立場への配慮が不足すると、双方ギクシャクした関係から過剰な反応してしまう場合もある。
今回も、在席者が少なくなった深夜のオフィスで、一方では、「さあ、集中して仕事をしよう!」と言う人と、片方では、「親しいお客さんとゆっくり話が出来るぞ!」と長時間楽しげに電話をかけ続ける人が居て、片方のイライラ感が高まってトラブル発生になったようである。
『シェアオフィスなんだから、静かなオフィスを期待しても無理ですよ!』との思いと、『深夜までオフィスに残って長電話なんぞしないでくれ!』と言う感情が衝突したのがトラブルの原因と言えそうだが、入居者の年齢や経験、その他仕事内容や性別の違いにより、お互いが過度に感情的になり過ぎる事もある。
いづれにしても、シェアオフィスだから・・・と言う話ではないが、仕事上の関係者とか個人的に親しいからと言う仲間だけでオフィスを共有している訳ではないので、仕事の仲間や親しい友人関係以上に、「相手の立場を気遣う」と言う事がキーワードとなる。さらに言えば、いかなる状況であろうと、自分の勝手次第で使える個人オフィスと勘違いしては、オフィスのシェアは成立たないのは勿論である。
『だから、シェアオフィスは面倒なんだよ!』と考える人がいれば、それはそれで仕方がないが、ビジネスは同僚や得意先との関係だけで成立つものではないという事を考えれば、又、田舎の村落共同体などでは、昔からそんな人付き合いをしてきた事を思えば、「周囲の人に気遣いながら良好な関係を維持する」と言う事は人間関係のいろはであるハズである。
近年、街中や電車内での見知らぬ人同士のトラブルを良く耳にするが、それは、自分と直接利害関係のない人との普通の接し方(距離感の取り方)が分からない、知らないという人が多くなっているのではないか?
社会に於ける円滑な人間関係の基本は、親しい人、好きな人、嫌いな人、無関係な人、それぞれ相手や状況に応じた距離感をどう取るかが大切だから、その意味では、適度な距離感が必須のシェアオフィスでの人付き合いは、他者との社会関係の学びの場であると言っても言い過ぎではないだろう。
投稿者 kitamura : 2009年03月29日 22:50
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