| カテゴリー:雑記 | 2008年07月09日 |
「病気は自分で治す」生き方とは?
最近、井戸端コミュミティで「健康に関する携帯サービス」の企画を考えていたが、丁度そんな時に、書店で面白い本を見つけた。
免疫学の研究者である安保徹さんの『病気は自分で治す』(新潮文庫)である。
これは実に面白い本である。数年前に、慶応大学医学部放射線科の近藤誠さんの『患者よ、がんと戦うな』を初めて読んだ時も大変な驚きであったが、今回の、安保さんの著作もすばらしい提言であり、内容的にも近藤さんの本と通じることも多い。
近藤誠さんは、著作の中で、「がん検査は百害あって一利なし」と書いているが、慶応医学部の現役の医者として、いかにも大胆な発言であり、医者として一種の自己否定に繋がり兼ねない内容を公然と話したり、書いたりする人は、余程変な人でない限り、私は信頼する事にしている。
従って、私自身、家族にも、がんになっても手術はしないし、抗がん剤(一種の毒薬と言えると書かれてある)も服用しないと宣言している。 家族は呆れているし、実のところ、実際にがんになって、医者から「手術しないと半年しか命が持たないですよ!」と脅されたら、自分自身も完全拒否出来るかどうか自信がないが、今回の安保先生(新潟大学医学部教授)の著作の中にも、例えば、「抗がん剤は毒薬どころか発ガン剤なんだ」と言う内容すら書かれていると、我々患者は、抗がん剤はがんと闘ってくれる有難い薬と言う一般的な常識を疑って掛かりたくなる。やはり、簡単に手術を受けたり、抗ガン剤服用を了承するのは止めるべきだと、決意を新たにしたくなってしまう。
その他には両氏に共通の記述として、免疫システムとしてのリンパ腺が取り上げられている。例えば、リンパ腺は免疫システムそのものだから、手術で簡単に取り切ること(リンパ郭清)は絶対すべきでないと記載されている。 あえてこのような記述が両氏からなされているのは、医学者にとってリンパ腺の重要性の認識は常識であるにも関わらず、手術台の上では、どうやらリンパ郭清も日常的に行なわれていると言う事ではないだろうか?
近藤さんは放射線科医師の立場から、手術後(治療後)の回復状況のデーターに基づき、安易に手術をしたり抗がん剤を服用する間違いや逆効果のケースを説明されていたが、安保先生(免疫学の研究者)は、さらに踏み込んで、がんになってしまった人には、手術や抗ガン剤の対処療法に頼る愚かさを指摘する一方で、がんを治す近道は発病の原因となっている「我々の生き方」そのものを変える重要性を何度も説いている。
働きすぎやストレスは万病の元と言う訳である。
その他詳細は、皆さんも是非購入して読んでみて頂きたいが、両氏には、現代医学、及び科学全般に対して共通の考え方があり、それは、「現代科学や現代医学にはまだまだ解明できていない分野が多い」という、科学者としての真摯な態度である。だからこそ、長きに亘って実証されている「自然治癒力」を見直そうという事であろう。
我々一般人が普通に考えても 病院に行けばすべての病気が治るとは信じられないし、どちらが正しいか確信が持てないなら、私は、痛い目に合う手術や抗がん剤服用より、生物の免疫システムに基づく「自分の身体の自然治癒力」に期待したい。手術や薬漬けのよって、体内に自然に備わっている「免疫構造」を壊すことで自然治癒力を無くしさらに病状が悪化する、などと言うのはどう考えても割が合わない話である。
科学(医学)の進歩の為に、我々の病気があるんではなく、我々のQuality Of Lifeをサポートするものとして「医学」がある事を、近藤さんも安保さんも医学従事者の立場から誠実に提言して頂いている。同時に、病院や医者に頼りすぎない、日頃から自分自身で健康管理をする「生き方」の重要性も教えておられる。
何はともあれ、各分野に金儲け主義でない誠実な「仕事人」が増える事は、我々庶民にとって、こんな有難いことはない。
投稿者 kitamura : 2008年07月09日 15:30
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