| カテゴリー: | 2005年09月11日 |
投票率70%越えはあるか?この「お祭り選挙」
ついに当日を迎えた今回の衆議院のお祭り選挙。『改革は是か非か?』と言う小泉流単純化戦略が最後まで功を奏したようで、報道各社の予想では、投票率は60%を確実に越えそうな勢いだが、ひょっとして70%の大台も超えてくるのだろか?
前評判に反して、せいぜい62~63%辺りが妥当なところかもしれない。いづれにしても、後10時間ほどで体勢が判明する現在、この選挙戦略を今更云々しても始まらないだろうが、『浮かれたお祭り選挙』で終わってほしくない、と言うか、政治は現実生活を規制するものだから、結果は兎も角、民意を問われた我々一人一人が冷静な判断の基で出した結論だと思いたい。
よく言われるように、その国の政治のレベルは国民のレベルだと言う事は確かだと思う。今回のように60%を越える投票率は、多くの国民の関心が政治に向いていて良いことだとも言えそうだが、一人の政治家のパフォーマンスに乗り、お祭り選挙(政治はもともと、まつりごとだった?)に終始し、今夜の選挙結果速報を愉しんで終わり!と言うほど、政治はご気楽な他人事ではない。
近い将来、確実に、消費税率アップやサラリーマン増税は実施されるであろうが、その時に、本当に国や官僚や特殊法人の無駄な出費が徹底してチェックされる政策が実行される政治でなければ、今回、我々が出した結果は間違っていた事になる。
地方優遇、都会重視、資産家優遇、弱者救済政策等など、各々の立場に応じて、どの政策を支援するのかは、まちまちで致し方ないのだろうが、社会全体の問題として、「公平さ」とか「弱者への目線」は政治にも絶対欠かせない要素だと思う。エゴとエゴがぶつかり合う多数決主義が民主主義とすれば、いづれ、この「民主主義」も破綻し、さらに殺伐とした社会になってくると、私は思う。
9/12号のAERA誌上で、「911」というタイトルで、養老孟司、池田清彦、吉岡忍の各氏が対談しているが、その中で、養老さんが、以前、当オフィスブログでも取り上げたが、今回広島六区から立候補したホリエモンの「金で買えないものはない」という言い分に対して、こんな事を言っている。
「金で買える物だけが現実だと思えば、金で買えないものはないということだから、あれはホリエモンの現実感を言っているわけ、逆に、僕(養老さん)の現実感で言えば、金で買えるものなんかあるかよ!、だけどね」と。
こう言った、普通の人とは違った視点で世の中を見られる人が増えてくれば、今回のようなレベルの高くない、郵政民営化が是か非かという単純化戦略にお祭り騒ぎを起すこともないのにと思ってします。
ついでに、上記のAERAの対談の中で、吉岡忍さんは「(中略)、郵政民営化で競争原理という自由権を導入し、社会権の方は自助努力に任せて、もう面倒みませんってことでしょう。それでは世の中の方は困っちゃう。(中略)」と言っていた。
経済的自由競争の枠が増大するのは良しとしても、結果的に一部の人たちの活躍の場が拡大しただけとなるなら、どれだけの国民が納得するのだろうか?幅広い視点から、冷静に世の中を、政治を、見ていける国民が増えてくれば、真に「政権を選ぶ選挙」もいつか我々の身近なものとなるだろう。
投稿者 kitamura : 2005年09月11日 13:49
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コメント
何かの本のタイトルにもあった気がしますが
戦後60年たって
「定年をむかえた戦後民主主義」
という色合いを強めた感のある今回の選挙でしたね。
それにしても「単純化」がこれほど功を奏するというのは
わかってはいても驚きです。
自分の営業活動の中でも、相手に
「なるほどねえ。わかった。で、何、買えばいいの?」
といわれることがよくありますが、
「これを買うか、買わないか。」
という方が伝わるんだろうなあと思いました。
問題はその「これ」が
mindなんでpricelessなことですけど。
それにしてもシェアリングは今後の社会のキーになる思想ですね。
今回の選挙で確信しました。
投稿者 グリーンマインド : 2005年09月13日 04:22






